本日ご紹介せていただくものは、パライバトルマリンとダイヤモンドが装飾されたプラチナ素材の指輪です。

パライバトルマリンはモノによって、査定額が0円に近いものから100万円を越えるものまで様々です。
ここでは、我々鑑定士がどのようにパライバトルマリンを査定しているか、簡単にお伝えさせていただきます。
査定ポイントは大きく分けて3つです。

1. 色
   査定ポイントの1つ目は「色」です。
   最も需要なポイントといっても過言ではありません。
   パライバ産トルマリンの色相は、青味がかったグリーン、グリ－ン、ブルー、バイオレットにわたって見られます。
   彩度と明度の高いものがより高く評価されます。
   最高品質のパライバ産トルマリンの価格は、他のトルマリンをはるかに上回ります。
   より魅力的な色相、より高い色飽和度、より高い希少性のためです。
2. 輝き
   査定ポイントの2つ目は「輝き」です。
   宝石すべてに共通していることですが、キラキラと輝くのが美しいとされ、査定額が高くなります。
   身に着けたときにキラッと輝いてくれるかどうかは、とても重要なポイントです。
   輝きには、サファイヤ自身のカット（形）やインクルージョン（内包物）が関係しています。
3. 大きさ（ct数、重さ）
   査定ポイントの3つ目は「大きさ（ct数、重さ）」です。
   同じ品質であれば、1カラットよりも3カラットのもの方が高くなります。
   査定額について、大きさが3倍だから3倍という単純な計算にはなりません。
   品質の高いものであれば、6倍~9倍にもなることもあります。
   大きな宝石は貴重性が格段と高くなるためです。

この他の査定ポイントは、GIAなどの鑑別書があるか否かでも関係してきます。